ほとんどの方はストレスは体に悪いと思っているでしょう?
ストレスは体に良いという研究結果をご存知でしょうか?
人はストレスによって成長する。
なんと、ストレスは害ではないということが研究の結果分かりました!
そのことについて解説されているのがこの本です。
『スタンフォードのストレスを力に変える教科書 著者: ケリー・マクゴニガル』
ストレスに対処するための最善の方法は、ストレスを減らそう、避けようとするよりも、ストレスについての考え方を改めて、ストレスを受け入れることです。
ということで、「ストレスは役に立つ」と思うと現実もそうなるようです。
ストレスは害になると考えている人は、ストレスは避けるべきだと考えてしまいます。
そこで、ストレスに対するマインドセットの転換を行うことによって、ストレスによって集中力が高まり、仕事への取り組みや周囲との協力や仕事の生産性などに向上が見られたそうです。
しかも長期的に。
マインドセット研究の第一人者で、スタンフォード大学の心理学者、グレゴリー・ウォルトンがマインドセット介入を1時間行い、しかも一回だけで、人々の考え方を変え、その後、健康状態や意志力など様々な点で改善をもたらしたそうです。
ストレスの多い時でも人間には成長する能力が備わっているという考え方を
「Growth mindset」「成長思考」というそうです。
そして、逆境はレジリエンスを育むそうなので、皆さんもこの研究結果から、ストレスを感じた時は、「成長している」と思えるようになるのではないでしょうか。
著者について
ケリー・マクゴニガル(Kelly McGonigal, Ph.D. )
ボストン大学で心理学、マスコミュニケーションを学び、スタンフォード大学で博士号(健康心理学)を取得。スタンフォード大学の心理学者。心理学、神経科学、医学の最新の知見を用いて、人びとの健康や幸福、成功、人間関係の向上に役立つ実践的な戦略を提供する「サイエンス・ヘルプ」のリーダーとして、世界的に注目を集める。メディアでも広く取り上げられ、「フォーブス」の「人びとを最もインスパイアする女性20人」に選ばれている。TEDプレゼンテーション「ストレスと上手につきあう方法」は900万回超の再生回数を記録。著書に、20カ国で刊行され日本でも60万部のベストセラーとなった『スタンフォードの自分を変える教室』などがある。大学での講義のほか、活発な講演活動のかたわら、心身相関を重んじる立場から、グループフィットネス、ヨガの指導も行っている。
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