スタートレックとの出会い
ある日の深夜、ビデオゲーム(たぶんスーファミだったかな?)で遊ぶのを終えて、何気なくテレビのいろいろなチャンネルを見ていると、謎のSFドラマをやっていた。
なんとなく面白そうだったのでしばらく見ていた。 最初のうちは意味が分からなかったけれど、だんだん理解できるようになってきた。そして、これはめちゃくちゃ面白いドラマを発見したんじゃないか?と思った。
この日以降、毎週深夜にこの番組を見るようになった。これが新スタートレックだった。
SFで超有名なのはスターウォーズだ。世界中で人気があるのは知っている。しかし残念ながら僕はあまりスターウォーズが面白いとは思わなかった。だから、SFのアクションものには興味がなかった。スターウォーズがSFアクションなのに対し、新スタートレックはアクションではなく、人間ドラマだった。僕はたちまちこのドラマにハマった。
U.S.Sエンタープライズという宇宙船で人類未踏の宇宙を探索するというのがこのドラマの大筋の内容だ。
登場人物の魅力度が高い!
新スタートレックに登場する人物で僕が一番好きなキャラクターはデータ少佐だ。 データ少佐はアンドロイドで、頭脳明晰。 三国志の登場人物で例えると、諸葛孔明のような人なのだ。
スタートレックには色々なシリーズがあり、一番最初のスタートレック宇宙大作戦は、新スタートレックのような人間ドラマではなかった。どちらかと言うとスターウォーズのような SFアクションだった。
しかし、新スタートレックからは、ガラリと内容が変わり、シナリオが練りに練られていてとても面白い、とてもとても内容の濃いドラマなのだ。
新スタートレックというのは日本用に作られた名前で、本場アメリカでは Star Trek The Next Generation と呼ばれている。
新スタートレックの次の作品達
新スタートレックが終わった後に、次のシリーズ、スタートレック・ディープ・スペース・ナインが始まった。 これは宇宙船で広大な宇宙を旅する内容ではなく、とある小さな田舎の宇宙基地で、様々な出来事が起こるという内容だ。
最初はこれはあまり面白くなさそうだと思っていたが、全然そんなことはなかった。めちゃくちゃ面白かった。
この2つのシリーズ、Star Trek The Next Generation と DEEP Space Nine はイチオシのSFだ。
そしてDEEP Space Nine の次のシリーズがスタートレック・ヴォイジャーというものだった。 このスタートレック・ヴォイジャーは、正直言って、いまいちだった(個人の感想ですよ)。
その後もスタートレックは新作が制作されたが、どれもいまいちだった(個人の感想ですよ)。
脚本家が違うからだろうか?
とにかく新スタートレックが面白すぎた。
スタートレックの撮影所に実際に行ってきた!
スタートレックはパラマウント・ピクチャーズが制作している。
あるとき僕はスタートレックが好きすぎて、 実際に撮影されている場所を見たくなり、アメリカのロサンゼルス近郊にあるハリウッドのパラマウントスタジオに行き、パラマウントスタジオ内部の見学ツアーに参加した。目的はもちろんスタートレックの撮影場所(言うなれば聖地)をこの目で見ることだ。
パラマウントスタジオのツアーガイドのお姉さんが案内してくれる。ツアーの参加者は10人くらいだった。日本人は僕一人だった。他の人達は多分全員アメリカ人だったのではないだろうか。
写真はパラマウント・ピクチャーズ。
奥にSTAGE4と書かれた撮影倉庫が見える。手前にはゴルフカートのような乗り物が。
内部はとてつもなく広く、 色々な番組の撮影現場を見せてもらえた。 ガイドのお姉さんが饒舌に説明をしてくれて、その度にツアー参加者達から歓声が湧き上がり、皆大喜びだった。
僕はスタートレック以外のドラマについては全く知らなかったので、いまいち楽しめなかった。しかし僕以外の参加者たちの喜びようがハンパではなかったので、 アメリカでは有名な番組の数々だったのだろう。
ツアーの最後の方になって、ようやく僕の目的だったスタートレックの撮影が行われているスタジオ倉庫の前にやってきた。
倉庫の前をガチのクリンゴン人2人が歩いていた。
オ~!!!本物だ~!遂に来た~!!
その時はスタートレックヴォイジャーの撮影をしていた。が、ツアーガイドのお姉さんが、ここで一言、
「残念ながら、この中は見学できません。」
と申し訳なさそうに言った・・・。
えぇ~~!!
なんてこった!
僕はこれを目当てに日本からやってきたのに!!
他のツアー参加者たちも非常に残念がっていた。事前情報ではスタートレックのスタジオは見られないなんて聞いてなかった。
どうしてスタートレックの撮影をしている倉庫の中の見学ができないのかと言うと、熱狂的なスタートレックのファン達が、過去にこのツアーで問題行動を起こしたらしいのだ。
スタートレックの熱狂的なファンたちのことをアメリカではトレッキーという。
勿論ほとんどのトレッキー達は常識のある人達でマナーを守るのだが、一部のトレッキーがなんかやらかしたらしい。
そういうわけで、スタートレックの撮影現場は見学を許されていなかったのだ(当時)。以前は見学できたらしい。残念!!
そのスタートレックヴォイジャーの撮影倉庫の巨大な鉄の扉が10 cm くらい開いていた。 アメリカ人の若者がその僅かな隙間にカメラを当てて倉庫の中の写真を撮ろうとしていたら、ガイドのお姉さんが慌てて「No,No,No!!!!」と言って必死に止めていたのが印象的だった。 そんなに厳しいのか・・。
スタートレックのスタジオ見学禁止は想定外だったが、嬉しいこともあった。スタートレックヴォイジャーのメインキャラクターの一人であるテュボックというバルカン人が、倉庫の前のベンチに座ってボケーっとしていた。
うぉっ!生(なま)テュボックだ!!
ハリウッドに来て一番の収穫だった。本当は写真を撮りたかったのだが、ぐったりしている様子で、遠慮して写真は撮らなかった。
そんなこんなで無事ツアーが終わり、 最後にはスタジオのお土産屋さんに行った。そこではスタートレックグッズがいっぱい売られている。スタートレックファンにはたまらないであろう。僕はグッズには興味がなかったので何も買わなかったが。良い思い出だ。
この写真はお土産屋さんの辺り。
2020年、「スタートレック・ピカード」が放送開始!!
どうしてこんな昔の事を思い出して記事を書いているのかというと、なんと、新スタートレックのUSSエンタープライズ号の艦長・ジャン=リュック・ピカードが宇宙艦隊を去った後のストーリーが撮影されているらしい。
スタートレック・ピカードと言うタイトルだそうだ。
2020年に放送が始まるらしい。ジャン=リュック・ピカード役のパトリック・スチュワートは、Star Trek The Next Generationの放送時に、既におじいちゃんっぽかったのに、
いまだに現役とは凄いパワーだ !!
AmazonのPrime Videoでも配信されるそうなのでとても楽しみだ。
絶対に観る!!